2015/03/09 13:48
京都からインド。その中から髪に関することをインド伝統ヘナの店、テリトーイヘアーサロンからお送りします。ここ数年ヘナを扱い出してから、客層も髪に対する意識も変わってきました。ビダルサスーンに代表されるイギリスのスタイリッシュなイメージから、インドの摩訶不思議ワールドに引きずり込まれ、店内も西と東が混沌とする店舗に変わってきて、今ではインドに飲み込まれそうになっています。
実際問題、髪に関する施術などは、修行時代と全くの逆、カット以外はすべて現在進行形で変化しています。
一番の変化はケミカルシャンプーを使わなくなったこと。
お客様すべてが当店でヘナをするわけではないので、カットのお客様には、まったく泡の立たないハーブシャンプーを使い。髪を洗い。またトリートメントもこれ一つでまかなえます。
皆様には、ハーブシャンプーは、卒業のあるシャンプーとお伝えしています。毎日洗わなくてもいいです。ハーブシャンプーで毎日洗うと逆に手触りガシガシになってしまいます。最初は1週間に2回ほど洗い、徐々に間隔を伸ばして髪、頭皮が皮膚常在菌とうまくお付き合いできるようになっていけば、1週間に1回、2週間に1回、3週間に1回と徐々にハーブシャンプーで洗う間隔を伸ばします。ハーブシャンプーを使わない日は、お湯で洗い流すだけ。最終的には、お湯洗いで髪は綺麗に保たれます。
いきなりシャンプーを卒業できるのは、ヘナの施術です。ヘナの施術頻度はヘナの定着が安定すれば1ヶ月に1回が目安です。このヘナの安定期に入れば常に髪にヘナが付着していますのでハーブシャンプーを使わずとも、お湯洗いのみで頭皮、髪は綺麗を維持できます。副産物の経皮毒から回避できることや地球環境水質汚染問題回避するなどの話は今はおいておきます。
「ハーブシャンプーの作り方」
ハーブシャンプーは粉からその日使う分だけ作ります。保存剤など入っていませんので、作り置きは控えたほうが良いです。
まず、ご用意していただくものをリストアップしていきます。
□ハーブパウダー
□ドレッシングボトル
□お湯
□桶
□手酌桶
ハーブパウダーさえ手に入れれば後はご家庭であるもので代用できるとおもいます。簡単に5種類紹介します。
ハーブシャンプー香る髪プラスでは、ヘナの配合を低く抑え、カッシア、ニーム、ムルタニミッティなどでトリートメントを補っているため、手爪が染まる心配はありません。
ハイビスカスの花弁を粉末化し80メッシュにて繊維質を取り除き配合しました。ジャスワンドには髪に潤いを与える作用があるため、髪の癖を抑えますハイビスカスの潤い成分で、仕上がり良好です。
オレンジの香りだから、インドハーブ臭を気にすることなく、ハーブシャンプーをお楽しみいただけます。 グアーガム配合で、お湯に溶かして5分後にハーブ液にとろみが出ますので、頭からたれにくいです。
アカシアコンシナ、アンマロク、バンウコン、 カッシアイタリカ、フラー土、メリアアザジラクタ、 ヘンナ、ラベンダー油。※化学的に製造された薬品類などは一切有されておりません100%天然です。
アカシアコンシナ果実、メリアアザジラクタ葉、アンマロク果実、メンタアルベンシス、バンウコン根、ツボクサ葉、タカサブロウ葉、セイヨウハッカ葉油。
上からノーマルなタイプからそれぞれのアロマを配合して匂いを軽減している商品になります。
中身はこのような粉になっています。このパウダーをドレッシングボトルに入れてお湯と混ぜるためシェイクします。大さじ1杯程からはじめてください。洗いあがりの仕上がりで、ガシガシするようでしたらパウダーの量を減らしても良いと思いますが、ダメージ毛の方は特にガジガジに最初はなりやすいですが、使い続けるうちにに手触りが変わってくるのであまり気にしなくてもいいです。この辺はヘナとよく似ています。
次回 「ハーブシャンプー実践編」!